
カトレア|里衣奈 [Archetype] Recording Note
Archetype Echoesとしても初となる楽曲、カトレア[Archetype]のボーカルに、かつて YMO・高橋幸宏プロデュースでメジャーデビューを果たしたシンガー、守屋里衣奈さんを迎えました。
「声色・声質」が主役の歌
長い間シンガーとして活動を続けていなかった彼女ですが、この『カトレア』は、テクニックや流行の歌い回しよりも、その人の「声色・声質」そのものを聴かせる必要がある楽曲です。加工感の強いいわゆる“厚化粧”のボーカルスタイルは不要。薄化粧でナチュラルなニュアンスを大切にする世界観。だからこそ、里衣奈さんの「今の声」と完全にフィットしています。
彼女自身が楽曲を選択
10曲程度のデモの中から彼女自身に選んでもらいました。彼女からの希望はテンポの調整程度でキーの変更もなし。レコーディングはいわゆるレコーディングスタジオではなく、とても小さなパーソナルスタジオで行いました。1時間半程度でボーカルレコーディングは終了。初回ということもあり、あえて試行錯誤や詰めるようなことを避け、デモンストレーションのようなニュアンスで臨めたと思います。
限られた空間・機材という不器用さと、追われることのない緩やかな時間、そして煮詰め過ぎず装飾過多を避けたことで、より個々の本質とクリエイティブの濃度を高めることができました。楽曲の持つ世界と歌のエネルギーが高解像で重なる音楽が形となりました。
最初の一手
この『カトレア』を Archetype Echoes の 1曲目とした意味。それは、将棋の棋士が指す「最初の一手」のような感覚に近いかもしれません。この一曲が最初の「点」であり、次回作が線、そして面、立体と、多次元の座標に、これからどんな形が描かれていくのか楽しみです。
使用機材
Vocal
NEUMANN M149 Tube
Bass
No Brand Precision Bass Model
AMPEG
RUPERT NEVE DESIGNS RNDI (DI)
RUPERT NEVE DESIGNS Portico 5211 2ch Mic Preamp
Electric Guitar
Gibson ES-335TD 1967
MATCHLESS Laurel Canyon 1×12 w/ Reverb
AKG D112MKII
SHURE SM57
Acoustic Guitar
Gibson J-50 1960
AKG C414 XLII
NEUMANN M149 Tube

カトレア[Archetype]
一輪挿しの薄紫の花を見つめる場面から始まるこの曲は、「日常に潜んでいる愛」と「消えない記憶」をそっと見つめるような楽曲です。
Archetype(アーキタイプ)には、かつてYMO・高橋幸宏プロデュースでメジャーデビューしたシンガー、守屋里衣奈さんをボーカルに迎えています。アナログビンテージサウンドの上で、里衣奈さんの透明感と芯のあるボーカルが、“カトレア”という名前のついた愛の物語を丁寧に描き出してくれました。


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