
ユメカラサメナイデ(Yu Me Ka La Sa Me Na i De)の制作過程を思い出しながら書いています。
始まりは2月の寒い日
2月の曇りの日、1匹の猫が我が家にやってきました。
彼女は冬の寒空の下、道路の脇にうずくまっていました。身体はボロボロで(後に獣医さんに聞いてみると、推定20歳以上の老猫)、歩くこともままならない姿でした。
日本の2月はとても寒い季節です。私たちにできることは多くありませんでしたが、せめて最期の時だけでも温かい部屋で過ごさせてあげたい。そんな思いで、我が家へ連れて帰りました。「明日までの命かもしれない」。それでも、もし明日の朝も生きていてくれたら病院へ連れて行こうと。
そんな彼女は、私たちの想像を超えて約9か月もの間、生きてくれました。毎日、一生懸命に。その姿に、私たちもできる限り寄り添いました。
亡くなる2か月前に
この曲の言葉が生まれたのは、彼女が亡くなる二か月ほど前、ちょうど私と2人で留守番をしていた日のことです。隣のクッションの上で安心して眠っている小さな体の呼吸を、そっと確認しながら、「この安心がずっと続けばいいな」「この夢のような時間が終わらなければいいな」という想いが溢れて、『夢から醒めないで』『夢なら醒めないで』という言葉が自然と生まれました。
私は老猫の彼女しか知りません。
彼女が若かった時は、走ったり飛び跳ねたり、甘えたり恋をしたりしていたんだろうなぁ…、というイメージをしながら、もし次に会えた時は、きっと元気で駆け回る姿を見られるだろうという思いを込めて、疾走感のあるクールなロックソングに方向が定まりました。そしてULALAさんのエネルギッシュな歌声により、サヨナラから約1年半の時を経て、とてもカッコいい楽曲が完成しました。
永遠の創り方
突然現れて、すぐに消え去ってしまった彼女は、言葉通り『永遠の創り方』を私に教えてくれました。
全てのものには終わりが来る。でも私たちは、そのうたかたの限られた時間の中にいるからこそ、『永遠』を創り出すことができるのかもしれません。


ユメカラサメナイデ[Archetype]
15歳のボーカリスト・ULALAのセカンドシングル。エネルギッシュな歌声と、疾走感あふれるロックサウンドが融合し、どこまでも上昇していくような楽曲です。ポップでキャッチーな響きの言葉の裏に隠されているのは、ある冬の日に保護された「一匹の老猫」との、奇跡のような9ヶ月間の物語です。
限りある時間の中で、私たちはどうやって「永遠」を創り出せるのか。
15歳の瑞々しいボーカルが紡ぐ、ピュアな情熱を受け取ってください。





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