You Are My Sunshine

甘くほろ苦いロマンティックな…

甘くほろ苦いロマンティックな…

2026年7月7日

You Are My Sunshineの制作過程を思い出しながら書いています。

この曲の最初のアイデアが生まれたのは、2026年3月。比較的新しい楽曲です。自身の創る楽曲の中ではとてもストレートで、メロディや構成、配置に悩むことが非常に少なかったです。

アコースティックギターからスタート

アコースティックギターを弾きながら口ずさんだメロディの録音メモを聞き返すと、初期段階で全体の輪郭は捉えていました。
シンプルなアコースティックギターをベーシックとして最後まで貫けたことで、楽器の音色やフレーズ、ハーモニーによる色付けのバランスなど、細かな微調整に集中することができました。
対照的に歌詞が完成するまで時間が掛かりました。なかなか定まらない箇所が多く存在し、取り敢えずの形を作った状態で一旦停止。

ちょうどその時にULALAさんに新しい楽曲を数曲聴いてもらえる機会があり、デモを渡したその中の1曲です。
ULALAさんがこれまでリリースした3曲は、自分の中で勝手に『3部作』と意識し、意味を持たせていたのですが、彼女が次の一手に『You Are My Sunshine』を選んでくれたことは、私にとって少し意外でもあり、とても新鮮でした。
おかげで、一気に楽曲全体のゴールが見え、歌詞が定まり、悩んでいたAメロの歌詞や最後まで確定出来なかったBメロの歌詞がストンとはまりました。
結果として、この曲がもともと持っていた“素材の旨味”に迷いなくフォーカスし、構築し、磨き上げることができました。
ありがとうございます。

You Are My Sunshine
Gibson J-50 1960

雨が星に変わる景色

軽やかな2本のアコースティックギターを基本とした上に、少しダンサブルなリズムや、ソロのスキャットなど、展開ごとに素直なピースが小気味良くはまっていく様がとても快適で、本当に悩みの少ない制作でした。
※無理に煮詰めたアレンジも複数トライしましたが、結局全てボツ…。

夕暮れの野外ステージが似合う感じがします。
歌詞の世界観では、サビ前の『明かりを消して強く目を閉じてみても』の部分は、とても気に入っています。

また、2回目のサビの、雨が通り過ぎ、雲の隙間から夜空が見え始め、雨が星に変わっていく流れの描写は美しくて好きです。

甘くほろ苦いロマンティシズム

夢、憧れ、手の届かないもの、遠く離れた愛する人。
そうした強い存在やエネルギーは、まるで太陽の光のように、目を閉じてもなお心まで突き抜けてきます。
たとえ真夜中であっても、その光は月に反射し、私たちに確かに存在を知らせてくれる。

そんな特別な存在に熱を感じ、夢を見せられ、ときには翻弄されながらも、ずっとそこに在り続ける。甘くほろ苦いロマンティックな楽曲が出来上がったことを、嬉しく思います。

中野圭造

Keizo Nakano

Songwriter / Guitar

小学4年生の時にビートルズを聴いて感動し、中学生でバックトゥザフューチャーを見てギターをはじめ、高校生でバンドを始めて、サラリーマンをし、起業し、また曲を書き始めました。←今ここ

You Are My Sunshine

You are my sunshine[Archetype]

15歳のボーカリスト・ULALAによる4thシングル。
これまでの3作品に続く4thシングルとなる本作は、軽やかなアコースティックギターを軸にしながら、爽やかさと切なさが同居する、甘くほろ苦い1曲に仕上がっています。
小さなスタジオの一室から始まり、やさしく壮大な広がりを見せていく、とてもロマンティックな楽曲です。

Published On: 2026年7月7日Categories: コラム:ライナーノーツTags: