Dear Destiny Recording Corinne

Dear Destiny-Recording Notes

Dear Destiny-Recording Notes

2026年10月18日

コリンと初めて出会ったのは、数年前。友人たちと一緒にカラオケに行ったときだった。彼女がリアーナの曲を歌っていたのだけど、その歌唱力に驚いたことを今でも覚えている。その頃から、いつか彼女と何か一緒にできたらいいなと思っていた。

それからしばらくして、僕がThe Smashing Pumpkinsの「1979」をカバーしてInstagramに投稿したとき、彼女が「この曲、好きだった」とコメントしてくれた。彼女がR&Bだけでなく、こうしたオルタナティブロックも好きだと知ったことが、今回のコラボレーションにつながった。

この曲ができたときに、誰に歌ってもらおうかと考えていたら、真っ先に頭に浮かんだのがコリンだった。彼女に声をかけると、快く引き受けてくれて、僕たちは一緒に「Dear Destiny」を作ることになった。

レコーディングはとてもスムーズに進んだ。そして、当日特に印象に残ったのが、彼女が僕の書いた歌詞の半分ほどを書き換えて持ってきたこと(笑)。

もともと僕が書いた歌詞は、宿命論的な世界観を持っていた。自分たちの物語はあらかじめ決められているのか。自分の意思では抗えないものが、この世界には存在するのではないか。そんな問いが出発点だった。

Dear Destiny Recording Corinne
Dear Destiny Recording Corinne

彼女が加えた言葉の中で特に印象的だったのは、「Realize that we are one and the same」という一節だ。運命に翻弄される自分という視点だけでなく、自分と他者の境界や、僕たちの存在そのものについて考えさせられる表現だった。

そして、彼女の言葉が加わったことで、僕が当初思い描いていた、この世界の無常を歌うような曲に、どこか愛のようなものが生まれた気がした。

それは、誰が相手でも同じように生まれた変化ではないと思う。コリンだったからこそ、この曲にその感覚が加わったのだと感じている。

自分ひとりではたどり着かなかった表現や、自分では思い描いていなかった感情が、誰かと一緒に作ることで生まれてくる。それこそが、僕にとってコラボレーションの醍醐味なのだと思う。

使用機材

Vocal
NEUMANN M149 Tube
WARM AUDIO WA-44

Electric Guitar
Fender Jaguar
Fender Deluxe Reverb

RODE NTK(mod)
SHURE SM57
WARM AUDIO WA-44
WARM AUDIO WA-2A

Acoustic Guitar
Martin D-28 1976
RODE NTK(mod)
SHURE SM57

WARM AUDIO WA-44
WARM AUDIO WA-2A

The Lonleys

The Lonelys

Songwriter

アレンジャー・レコーディングエンジニア。
LONELY RECORDS CEO。ジャンルや国境を越え、世界中のアーティストとのコラボレーションを信条に活動する音楽家。

Dear Destiny (feat. Corinne)

Dear Destiny (feat. Corinne) [Archetype]

The Lonelysの「Dear Destiny」は、90年代オルタナティブロック、現代のインディポップ、60年代サイケデリックの要素を融合させた、メロウで浮遊感のある一曲。ボーカルには、ロンドン出身のシンガーCorinneを迎えた。彼女は作詞にも参加し、当初の宿命論的な世界観に、新たな視点と感情をもたらしている。揺らめくギターサウンドと幻想的なコード進行、そしてCorinneの落ち着いた歌声が、現実と幻想の境界を漂うような独特の空気感を生み出す。

運命はあらかじめ決められているのか。自分とは何者なのか。そんな問いを投げかけながら、最後には「感じること、癒えることを恐れないで」というメッセージへとたどり着く。実験的な音楽性と親しみやすいポップセンスが共存する、The LonelysとCorinneによるコラボレーション作品。

Published On: 2026年10月18日Categories: レコーディングノートTags: